2019年を振り返る

12月30日、山火事の煙で曇りです。 今年も残すところ今日と明日のみとなりました。 当社は元日のみ、お休みをいただきます。 今日は2019年を振り返りたいと思います。 昨年9月に工場をMount Druittへ完全移行し張り切ってスタートした2019年でしたが1月から3月はかなり苦戦しました。2018年に卵製品の輸入が解禁になり大手サプライヤーさんは日本から寿司用の玉子焼きを輸入するようになりました。当社の出汁巻き玉子の売り上げは70%落ちてしまいます。 ここで当社は価格で対抗せずに ”手作り” ”機械では作れない出汁の効いた玉子焼き” ”無添加、無着色” を武器にお客様への当社のこだわりを伝えてきました。 夏が終わり涼しくなってくるとラーメンブームの影響で餃子やチャーシュー、煮卵の注文が増えてきました。まとまった注文も多くいただいています。 最低賃金や家賃の上昇は毎年恒例の事なので然程驚きはありませんでしたが、食材価格の上昇はかなりのインパクトでした。 干ばつ、鳥インフルエンザ、豚コレラと続き、現在もオーストラリア国内では山火事や水不足の問題も深刻です。日本からの食材も円高、消費税の影響で値上り続けてます。 10月からは野菜の直仕入れと自社配達を始めた事で落ちていた卵製品の売り上げも戻りつつあり、野菜の原価を抑える事ができました。 2019年、まとめるとかなり厳しい年だったと思います。ただ厳しい中、向かうべき方向がしっかり見えた年でもありました。 自社の強みを生かし来年の目標を立てて備えていきます。 最後に皆様来年もよろしくお願いいたします。 良いお年をお迎えください。 Shinwa Food Yoshitaka Tanabe

タンメン

12月18日 ブリズベン出張2日目です。ゴールドコーストまで車で行って同行営業しブリズベンまで電車で帰る電車内で書いてます。 昨日はブリズベン空港から直接ニクラーメンさんへお伺いしました。 まだオープンして間もないお店ですがかなり繁盛しています。 コンセプトがしっかりしている店づくりです。 定番豚骨ラーメン、つまみがありますがここのオススメはタンメン。 オーストラリアでタンメンって見たことないけど気になるのでいただきました。 ベースは豚骨スープだけど炒めた野菜とm鶏肉の旨味がバッチリ出ていて旨い! とても勢いのある会社が運営するこの会社やはりオーナーはとても若く決断力のある方でした。 シドニーにも店舗があるようなのでお邪魔させていただきます。

ブリズベンへ

12月16日 今年も残すところ半月です。2019年最後になる出張へ明日より行ってまいります。 行先はブリズベンです。 当社最大の取引先のブリズベン支社へおじゃまして同行営業に行くのですが最近ブリズベンへの出荷量が激増しています。 他州からのオーダーはさほど増えていない中なぜブリズベンはこんなに増えているのかをしっかりと見てこようと思います。 通常日帰りバタバタ出張なんですが、今回は3日間しっかり時間を取ってるので楽しみです。 今年の締めくくりをしっかりして来年につながる出張にしてきます。

赤と黒のタレ

12月15日 山火事の影響で毎日スモッグです。 料理の味を決めるソースですがシドニーで一般的なのは照り焼きソースですね。 作るのは難しい事は無く火加減と仕上がり状態を間違えなければ誰でも作れます。 レストランにおいて仕込みの時間はとても重要で仕込み次第でお客さんの満足度も売り上げも大きく変わってきます。 そんな中限られたスペースで長時間ガス台を占拠し常に火加減を気にしながら仕込みをするのって結構大変なんですよね。 レシピさえしっかりしていれば誰でもできるソースですが火加減を間違えて焦げ臭くなったり濃くなりすぎたりすると時間と材料費を大きくロスしてしまいます。 長期間働けるスタッフを採用するのが難しい、毎年上がる最低賃金を考えるといかに店内での仕込みを減らせるかが利益確保の近道と思います。 当社では他種のソースを作っておりますが一番需要のあるのが照り焼きソースです。 大きな寸胴で沢山作るので味にブレがなくなります。 そのほかにも辛味噌やトマトソースもあります。 やはり沢山作る事で味の均一化やコストを抑える事ができます。 是非一度お店に置いていかに仕込みの時間を減らせるか考えてください。 オリジナルレシピでの製造も可能です。 来年から直接納品も本格的に始めますのでご興味のある方是非ご連絡ください。

出汁巻き玉子サンド

11月7日 円高と消費税の影響で日本からの食材が高騰して苦しいですが前向きに商品の提案をしたいと思います。 私の知る限りでは出汁巻き玉子を販売している会社はローカルで当社を含めて2社あります。 そのほかは日本からの輸入商品です。 当社の出汁巻きは他社さんよりも出汁が多く多少崩れやすい商品です。ただ味には絶対の自信があります。 お寿司には多少使いづらいかもしれませんが、今回はサンドウィッチにしてみました。 解凍後に軽く電子レンジで温めてパンの大きさにカット。パンは表面を軽く焼いてバターと辛子マヨネーズをぬって出汁巻き玉子をサンドします。 日本ではよくあるとは思いますがシドニーでは(私は)見た事がありません。 辛子マヨネーズが決めてでかなり美味いですよ。 今後はこんな使い方もお客様に提案して行こうと思います。

豚肉の話

11月4日 曇り もはや半月に一度になってしまったブログですが地道に続けようと思います。 11月に入って季節は一気に夏になりました。 短い春でした。私は暑いのも寒いのも嫌いです。丁度いい春が短いのが残念なシドニーです。 今年になって値上がり続けた豚肉が先月末に一気に上がりました。 精肉業者もレストラン関係者も悲鳴を上げております。 毎年クリスマス前に一度値上がりするので数週間後にはさらなる値上がりも考えられます。 豚コレラの影響でアジアへの需要が高まり高価格で売れることからオーストラリアの豚さんは海外に行ってしまいます。当然国内は足りなくなってます。 当社でも注文した量の80%くらいしか納品してもらえません。 大量にストックしたいところですがスペースに限りがあるためクリスマスを超えられる量はストックできない現状です。 今後レストランにおいては原価が上がり尚且つ納品されない様な事態も考えられるそうです。 当社では今後の対策として安定した供給ができる様に冷凍庫の増設を検討しています。設備投資厳しいですが今後も前向きに頑張ります。 そんな豚肉の話でした。

若い方から学ぶ

10月4日 晴れ(ブリズベン) ブリズベンは既に夏です。汗だくです。 先程お客様と商談を終え空港に向かう電車内で記事を書いてます。 今回の出張はちょっとネガティブな要素があり急遽訪問する事にしました。 結果的に凄くポジティブになり「迅速な対応」の大切さを実感した出張でした。 最近はお客様と直接お話する機会が増えて沢山の学びがあるのですが、繁盛店はほとんどのオーナー、オーナーシェフの方が本当に若いです。 先人から学ぶのも大切ですが私は今若い方から学びたいです。 おじさんのセンス、感性なんて通用しません。 私が若かった頃よりみんな考えがしっかりしてます。 凄く楽しくて勉強になったので若い方の友達を大募集です。 そんな今回の出張でした。

八百屋もはじめる?

10月3日 晴れ 木曜日10月です。シドニーはもうすぐサマータイムに突入します。 まだ朝は若干寒いですが日中は30度近いです。 自社配達は初めて半年位経つでしょうか。 配達先の近くにオーストリア最大の青果市場 ふレミントンマーケットがあるのに最近気がつきまして自社で使用している野菜は直接買うようになりました。 小一時間寄り道するだけでかなり安く仕入れ出来るようになりました。 一番使っているキャベツに関しては半額で買えます。 市場の様子はこんな感じ 土日は一般客へも解放されていて沢山の人で賑わっているらしいです。 直接配達をもっと増やす為の方法を考えていたんですが、冷凍加工商品と煮卵だけでは小型レストランの需要がなく悩んでました。 この際野菜をほぼ利益無しでお届けする八百屋さん始めようかと考えてます。 そんな10月のスタートです。

Darling Square でラーメン

先日Sydney ICCで行われているFine Food Australiaの帰りに新しいスポットのDarling Square にオープンした博多ん丸さんでラーメン食べてきました。 ラーメン暫くお預け状態だったので久しぶりなんです。 オシャレなお店ですよね。 遅いランチの時間でしたが店内は満席でした。 Fine Foodで結構サンプル試食した後でしたが余裕で唐揚げまで頂きました。 新しいお店がたくさんあったのでまた時間を作って来たいと思います。

Fine Food Australia

9月10日 晴れ 昨日の事ですがSydney ICCで行われているFine Food Australia へ行ってきました。 毎年行われているこのイベントには何度も行ってますが今年はいくつかの目的があって行ってきました。 一つ目は来年このイベントに出店を考えているため商品の陳列や案内のチラシなど制作するための下見。 その他にはグロッサリー向けパッケージを作っている会社の選定や製麺機、ミキサーなど今後導入する機材の下見。あとはレストラン向けに新食材の物色です。 今回は取引業者様も出展されていて来年も出店するとの事だったので間借りさせて頂く約束を取り付けてきました。 パッケージや必要機材も目星がついて良い時間になりました。 来年の出店に向けて色々考えていきます。